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アダルトチルドレンのご相談

アダルトチルドレンのご相談

アダルトチルドレンのカウンセリングは人生そのもの

青芭の代表カウンセラーである櫻井も、元アダルトチルドレンからカウンセラーとなった経緯があります。
皆様と同じように、自分がアダルトチルドレンだと気がついてからというもの、記憶喪失になっていた家族との出来事をすべて思い出し、失語症となり失明しかけました。そして、家族や親戚との完全絶縁。

その後、さまざまなカウンセリングやコーチングなどの書籍を読んだり、カウンセリングを受けたり講座に通ったりもしましたが、どれもこれも部分的で、多少はマシになるものの思うような効果は得られませんでした。

そして気がつくと、あらゆるジャンルを学び尽くし、現在は精神科医や臨床心理士と事例検討を行ったり、開業しているカウンセラーや、病院勤めのカウンセラーに教えられたりするほどになっていました。

その経験からいえることは、アダルトチルドレンのカウンセリングには、すべてのジャンルを網羅することが必要だということです。単発のジャンルのカウンセリングや講座では解決は難しいのです。

アダルトチルドレンのカウンセリングは、生まれる以前から今までの経緯、現在の状況のすべてを整理しなければ、浅い解決となるでしょう。

わかりやすいスマートフォンでのたとえ

私たちは、生きていくために親がよかれと思ったアプリを、物心つく前からインストールされています。
もちろん、ありがた~い役立つアプリも入っているし、時代遅れのアプリも入っているし「これ、親父の趣味だろう」とか「母親の願望や偏愛だろう」みたいな、場合によっては一生子どもを苦しめる不要なアプリも入っていたりするわけです(苦笑)。

時代遅れのアプリや不要なアプリは、その存在に気がつけば消去できます!あれ?いつの間にこんなアプリ入っていたんだ~?これ、いらないじゃん!と。よかれと思って入れてもらったものは、若干は親に悪いな~と思う気持ちも湧いたりしますが「消すぞ!」と決心してポチ!と押すだけで消去できます!
 
これを認知すれば人は変わる!
決心して行動すれば人は変わる!
といわれている仕組みです。

わかって決心して行動すれば変わるのです。
 
その後は、容量が空きますので心が軽くなります。その空き容量にあなたは今必要なアプリを入れることができますね!
快適なアプリを手に入れたあなたは、以前の不要なアプリに未練はありません。なんせ今!快適ですからね!戻りたくないですよね。
 
また、稀にウイルスに感染した毒アプリも混じっていることがあります。これは少し専門家でないと消せないアプリです。俗にいうアダルトチルドレンでなかなか回復できない方、生まれたときから特殊な環境で育った方などは、これが多く入っています。
 
3歳以前の自分の記憶にない部分にインストールされていますから、見つけにくいのです。脳が発達する前に(入れられた自覚がない幼児期に)入れられているので、脳の認知からは変えるのが難しいのです。「頭ではわかっているのに体が受け入れられない…」コレです。
  
毒なので、体調も悪くします。とくに世代で続く人権を侵害するような文化や、悪意のある洗脳、病的水準の高い親などの教育は要注意です。そのままだと命の危険もあります。

また、家族全員とか会社全員が毒アプリに感染している場合もあります。自分だけウイルスを消せても、家や会社に戻るとまた感染します(泣)。この類のものは一度外に出て意を決して、二度と戻らないか、体制を立て直した後、もっと大きな力を借りて外部から組織全体にアプローチします。
長い間、毒に侵され体力も落ちている場合は本人に決心する力、行動する力がないので、先に体のケアが必要な場合も多いです。
 
さらに、遺伝的な要因も軽視できません。これはアプリの問題ではなく、スマホ本体、パソコンならハードの問題です。上書きでは治りません。一般の方の目に触れることはありませんが、重度の病的水準の方たちの絶望的なデータはかなりショックです。これは超専門家の助けが必要で、長期の特殊なカウンセリングが必要になります。

クライエント様の話

先日、あるクライエント様が、生半可なカウンセラーやコーチングでは解決不可能な、病的水準の高い家族や友人に囲まれて苦しみ、来院されました。あるカウンセラーがいったそうです。「すべては、あなたが引き寄せている」「無条件の愛で、何事にも感謝をしなさい」と。 
 
まぁ、それもそうかもしれません。言葉自体に問題はありません。私もそのような原因と結果の説明をすることがあります。しかし、これらの言葉はあくまで一般向きです!そのような言葉こそがクライエント様を苦しめている場合があります。
 
「すべては、あなたが引き寄せている」「無条件の愛で、何事にも感謝!」という言葉は、スピリチュアルカウンセラーに多いです(苦笑)。

私(櫻井)や青芭のカウンセラーは、そんなことはいいません。なぜなら、これらを完全に否定してからでないと、前へ進めないクライエント様もたくさんいらっしゃるからです。そのような方をケアするジャンルのカウンセリングもあります。私もアダルトチルドレンからの復活で経験済です。
そのようなアダルトチルドレンにとって、スピリチュアル系のキラキラした言葉は苦しいだけです。
また、闇の部分から、裏口からのアプローチで進めるカウンセリングもあります。

「すべては、あなたが引き寄せている」「無条件の愛で、何事にも感謝!」
 
この言葉に異常な嫌悪感を抱く方!あなたの闇の世界をわかるカウンセラーをお探しください。心が沈み闇に落ちていくのに無理にキラキラする必要はありません。
表向きは何事にも感謝!と思っていても、潜在的に拒否している方も多いはずです。闇の深い方、闇に心が引っ張られる方!それでも大丈夫です!それでもあなたの心に陽は昇ります!
 
ただ、ちょっと覚悟が必要です。
あなたが望む方向とは逆から太陽は昇ります。
沈んだ太陽は反対側から昇るんですから。

カウンセラー養成校の受講生からの質問

「孤独感や虚無感はどうしたら薄くなり、回復が早まりますか?」。
これは、カウンセラー養成校に通うアダルトチルドレンの受講生から寄せられた質問ですが、一般の方も孤独感や虚無感がしんどいと感じる方も多いのではないでしょうか?

いろいろな説明の仕方がありますし、孤独感や虚無感にも階層性があり、その深さはさまざまです。
下記は、ごく一部分だと思って読んでくださいね。
 
基本は成長とともに、あるいは学習とともに自己肯定感が増し、人間関係が変わりだし、ゆっくりとさまざまな経験が統合し、孤独感や虚無感も薄れてくるものです。通常はゆっくりです。しかし、私が急回復したのも事実。それはなぜかな?と今一度考えて、アダルトチルドレンの孤独感や虚無感について思ったことを書いてみます。

孤独感

アダルトチルドレンが孤独なのは、ある意味当たり前ですよね。
「孤独感」と書いてはいますが、「感」ではなく、本当に「孤独」だったのです(苦笑)。 

アドラーは【劣等感】と【劣等性】を明確にわけています。
あくまで「感覚だけなのか?」「本当に劣等なのか?」ということです。

本当に生きていく上で、生命を維持する上で「劣等性」があるならば、劣等性を受け入れた上で行うジャンルのカウンセリングでなければ、いつまでも回復しません。
 
【劣等性】を【劣等感】だと思い込もうとしても逆につらくなる場合が多いです。
 
同様に、孤独感と虚無感もこれに似ていて、本当に「感覚の問題」なのでしょうか?
恐ろしい家庭環境で育つこともあるアダルトチルドレンです。大変な境遇であった自分の気持ちを、誰もわかってくれなかったのです。
 
「孤独感」と書いてはいますが、「感」ではなく、本当に「孤独」だったのです。これを「あなたの感じ方の問題だ!」とされたらクライエント様はつらいですよね。

虚無感

虚無感も同様です。圧倒的に他所の家庭にあるものが、自分の家族には足りなかったのです。
物理的にない!圧倒的に足りない!いや、足りないという次元ではなく、虚無なのです。
期待もできないどころかエネルギーを吸いとられる側。
 
親の愛情が100ある家庭、70ある家庭、いろいろあると思いますが、そうではなく「マイナスの世界」で、なおかつ期待もできない。期待をしても何度も裏切られ、やがて心は光のない闇の世界に落ちていく。
 
一番無条件に愛される期間に、親に殺されると感じる恐怖…。「感じ方の問題」ではないのです。 
そのような方たちに、見せかけ的に友だちがいたとしても、見せかけ的にそこそこ面倒見の良い人に助けられていたとしても、一番わかってもらいたい気持ちは、なかなか理解してもらうことは難しく、やはり深いところでわかってもらったことがないのです。
 
たとえば、軽度のアダルトチルドレンの場合。
「お母さんに本当は愛してほしかった」という気持ちが眠っている場合が多く、そのフレーズを使うカウンセラーも多いです。「強がって『お母さんが嫌い!』といっているけど、本当はお母さんにもっと愛してほしかったんだよね!」とカウンセラーにいわれて「本当はお母さんが大好きで、もっと愛されたかったんだ~~~~!(泣)」といって涙するアレ!です。
 
しかし……。重度のアダルトチルドレンの場合、そんな言葉を使ったら、しらけるか悪化です(苦笑)。
すでに自力で抜け出したアダルトチルドレンにそんなカウンセリングをしたら失笑ですよ(昔されたことがあって、しらけたなぁ)。 
 
親が重度の病的水準であったり、酷い虐待などを受けていたりしている場合、親のことを人間だと思っていません。
そして近所のお節介おばちゃん、学校の先生など、「親のいうことを聞かないとダメよ!」なんてよかれと思っていってくれる方も、同様に信用していません。
 
だってね、子どもを電子レンジに入れてスイッチを押そうとする親がいるわけですよ。
ゴミ箱に逆さに入れて泣かせ、窒息死するまで待てる親がいるのですよ。
私の受講生も、親に包丁を持って追いかけられていますからね…。他の受講生も、兄弟を親に殺されてますからね…。(家族を家族に殺されている方が、私のクライエント様には多いです)

小学校から帰るとママが薬物中毒で泡ふいてラリッていて、それでも親が居なくなると生きていけないと思い、秘密にすることを強要され、人間が狂っていく様を見てきています。

そのような環境で育っているわけですから、極度の人間不信です。
いや、いや、こんな言葉では生ぬるい。
人間を信じられないのではなく、この世そのものを信じられない方も多いです。
 
そのような環境では、孤独感や空虚感があるのは当たり前です。どちらも持っている方が順当です。誰もいってくれないのなら私がいいます!

「あなたが生きていた世界ではその感覚の方が正しい!」
 
私も、その世界を共有できるカウンセラーには、なかなか出会えませんでした。
もちろんカウンセリングの道に入ったことで、少しならわかってくれる方が増え、段々と信頼できる人間が増えました。
しかし、あくまで少しです。それはなぜか?と考えると、一瞬体験しても継続的な関係ではないので「わかってもらえた!」という経験値の量が、圧倒的に足りないのです。
そして、わかってもらえただけでは、「現実がまだまだ満たされない」のです。
 
そこに気がつき、継続的に安全で真っ当な人間関係がある場所へ所属する必要があると感じました(通常はこのような場所が、家庭なのですが…)。 

では、もし「完全にわかってもらえた!」と、いつでもわかってもらえる人間関係が築かれ、家庭に代わる場所に所属できたとします。
 
私も学びたての頃は、そのような場所をいくつか持ちました。みなさん家族のように関わってくれました。
しかし……。やはり、昔ほどではないにしろ、強烈な孤独感や虚無感が相変わらずある…。
 
さらになぜか?と考えました。逃げずによく感じてみました。
「あ~そうか!わかってもらえただけでは、自分自身が何も変わっていない…」。誰かに求め、誰かに埋めてもらう。その関係性では、自分自身がなにも変われていなかったのです。

空腹感

少し話がそれますが、【空腹感】というものがありますね。アダルトチルドレンで、満足に食事を与えてもらえない子どもは、空腹をいつも感じています。

【空腹感】と文字に起こせば【感】という字ですが、空腹感は「空腹であると感じている」だけではありませんね!食事を与えられない子どもは、生命の危機からの渇望です。
肥満の方が、少し胃にスペースが空き【空腹感】で食べてしまう空腹感と、アダルトチルドレンの生命維持のための【空腹】は似て非なるものです。
 
前者は「思い過ごしの感覚」として認知を変えるカウンセリングで処理してもいいかもしれませんが、後者は「本当に胃の中が空っぽで飢えている」のです。
それを「あなたの認知の問題であり感覚の問題だ!」「すべては自分で勝手に作り出した妄想だ!」なんてカウンセリングを受けようものなら、そのままでは死んでしまいます。
 
カウンセリングで認知を変えようが、コーチングで背中を押そうが、スピリチュアルや宗教で祈ろうが、なにかのエネルギーでヒーリングをしようが、その子どもは確実に命を落とします。
 
この世では、物理法則もかなり強力なのです。それを無視しての回復は難しい。食事を与えられず保護された子どもには、生命維持を軸としたサポートとカウンセリングで回復するプロセスを踏まなければなりません。
 
(1)保護される。その環境から強制的にでも抜け出る。
(2)食事を与えられる。健康状態を良くする。
(3)無条件に話を聞いてもらい安心する。
(4)生命を脅かさない環境に慣れる。
※(5)以下は省略します。
 
今、あなたが大人であっても、生命に関わる虐待や、生殺しのような陰湿な精神的虐待により、心身ともに闇が深い方、真っ当な発達段階を踏んでこられなかった方は、(4)からがやっと一般的で安全なスタート地点です。
 
そこから精神的にもう一度生まれ直し、回復のプロセスを歩みます。生まれ直しの安全な環境が整い、精神的な意味で赤ちゃんと同じスタート地点から再スタートとなります。
 
アダルトチルドレンが孤独や虚無を解消するためには、まず圧倒的に「人から与えてもらうこと」「人から孤独感や虚無感を埋めてもらうこと」、それも(1)~(3)の序盤は特に長期(虐待を受けた時間と同じかそれ以上に)にわたって必要になります。
 
年齢などは関係ありません。恥ずかしいなんていっていられません。それが可能な生活環境を作る必要があります。
 
しかし…やがて次の段階に進むと、与えられたものは自分の力では維持もできない。足りなくなると、また誰かに埋めてもらわなければ苦しくなるのです(ここで占いや宗教、スピなど、なにかしらの依存になりやすいです)。
 
私はそれに気がついてから、自分がたとえ満たされなくても「自分で生み出す側になろう、必要な人に与える側になろう」「神(誰か)に救いを求めるのではなく、自分でやろう!」と決意しました。

これ、無茶苦茶に酷な話ですよ。自分がまだ回復していないのに、満たされていないのに与える側になるって。しかし、この与える側の視点で生きたときに、なにもかもが転化するのではないかと思うのです。
私(櫻井)もつい7年前、赤ちゃんから生まれ直しました。孤独感や虚無感は依然ありますが、そのなかで泳ぐことも覚えました。孤独感や虚無感のお得な使い方も覚えました。

そのおかげか、私のクライエント様やカウンセラー養成校の受講生は、アダルトチルドレンが多く、皆さん心底腑に落とすように一生懸命学ばれています。乗り越えればアダルトチルドレンは、実体験をもとにした深い理解となり強いです!

「これさえやればOK」という世界ではありませんが、私の電子書籍にも書かせていただいた「17段階のプロセス」を丁寧に踏み、やがてはその経験も「宝」になると思います。

命懸けの体験をしたのですから、ぜひ、それを活かした人生の物語に転化させ、一歩ずつ幸せになっていただきたいと願っています。

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