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【アドラー心理学で、強引な人を回避するカウンセラー視点】

【傾聴スキルやアサーションスキルがあれば問題を簡単に回避できる!】

妻のリクエストで逗子のセロリさんに行ってきました。
評判のお店らしく満員です。
中華ですが鎌倉野菜などを使ったサッパリのお料理です。
さて、席に着くと後ろのOLさんグループのお一人(仮名A子さん)
会社への怒りの愚痴が止まりません。

まず大袈裟なアクションで、他の友人の注目を集めます。
アドラー心理学で言う所の不適切な行動、第一段階の【注目】ですね!
そして強引な持論をぶつけます。
『私って間違ってないわよね!ね!そうよね!絶対間違ってない!』
と(苦笑)・・・。

聞き役として巻き込まれた気弱な友人達二人は、これを拒否すると、
第二段階の【権力闘争】へと巻き込まれます。
『アナタは私の敵なのね!』と!
友人達はその場を丸く納める為に、A子さんに同意しました。

同意しなければ友人達は、A子さんから第三段階の嫌がらせ
【復讐】の対象となりえます。
同意したので、権力闘争や復讐の対象にはならないものの、
職場に戻れば不本意に同意させられた代償が待っています。
友人としては愚痴ったA子さんの仲間にならざるおえない。

しかし、A子さんにも問題はある。
友人達、本当は全部に対しては同意したくなかった・・・
勝ち気なA子さんは、第四段階に発展しないで済んでいますから、
友人の優しさに感謝しなければなりません。
優しい弱気な友人達!

もし傾聴スキルやアサーションスキルがあれば巻き込まれていないのです。
この状況が長く続けば、気弱な友人二名のどちらかが、病んでいきます。
本来はA子さんが背負うべき問題を肩代わりしてしまう。
A子さんの味方も、会社組織の味方も出来ず、
気まずい空気の中で黙っているしかない。

第四段階【無能力の誇示】を不本意にやらされてしまうのです。
離職率の高い職場でよくあります。
勝ち気で強引な問題のある方が辞めずに、他の方が辞めていく(苦笑)
組織自体やトップがそれを許している状況も察しがつきますが・・
3人の会話の中に、何度も回避するチャンスがありました。

YCPの会員なら、初学者でも直ぐに気がつきますね!
『あ~、今、返答を誤り背負ってしまった!』と
YCPの中級者ならばA子さんをある程度変えるでしょう。
そして上級者ならば組織の環境をも変える事ができるかも知れません。
たかが飲み会の会話ですが、見える人には見えている。

その中にも様々な選択と可能性が含まれているのです。
セロリさん、美味しゅうございました!

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