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【肩書を超えた人を養成したい】

【その症状は現象として表れているだけで、その裏に潜む因果関係が重要】

私が鍼灸の肩書を捨てたとしても、治療してもらいたい人は来るだろうし、
カウンセラー辞めた!と言っても話したい人は来るだろうから、
肩書を失っても、技術は無くならない!
「それが出来る」と言う事実は変らないから、
信用してくださってる方はそのまま来てくれます。

来てくれる!というより
『先生!治療院やめても私は診てね!』と多くの人が言ってくれます(笑)
しかし逆に何かの肩書に頼っていると、
それを失ったときに本当の自分の姿が現れます。
肩書と自分は別のものなのです。

また『肩書』や『専門職』というブランド、ブランディングが
『多角的・俯瞰的・総合的』な視点を奪います。
一般的には『○○の専門家です!』と言われると、
なんか信用できるような気がしてしまいますよね!

もちろんクライエントが抱える問題が、
本当にその問題だけで解決できるならいいですけど、
人生で直面する多くの問題が『複合的問題』ですから、
「専門家」だからこそ解決しにくいのです。
例えば『妻の五十肩が不甲斐ない旦那からきてる』という事が多々あります。

旦那への怒りのストレスで肩甲骨の内側がコリ、
子育ての分業が成り立たず、母が夫の役割も兼ねている。
慢性疲労状態で首もコリ、悩みは尽きず後頭部のコリから頭痛もする。
その状況があっての『五十肩』
のんびり構えた旦那とは対照的に、奥さんはいつもカリカリしてる。

だから肩を治しても直ぐにぶり返すのです。
それを『私は五十肩の専門家です!』と言って
筋肉か関節しか見てない先生がTVに出てると、
櫻井的には逆に疑ってしまう。

五十肩だけでなく腰痛も、出社できない鬱病も、登校拒否も、
最終的にその疾患や、その現象として表れているだけであり、
その裏に潜む因果関係が重要なのです。
その因果関係が3つ4つ絡まりあってる場合、
『多角的・俯瞰的。総合的』な視点で、それらを統合したアプローチが必要なんです。

しかしですね~
一人の人間が、高いレベルでいくつものプロフェッショナルになるのには
非常に長い時間がかかり、大変ですよね。
そのため『高いレベルで専門職なんだけど、プライドがなく拘りがない専門家』と
チームで動く仕組みを作らないと高いレベルのサービスが提供できないのです。

これが出来れば凄いことなんです・・・
でもですね、これが出来る専門家は専門性が高いだけでなく、
他の業種や真逆の視点を受け入れる事が出来る人、
そのコミュニケーション能力が高い人でなければ、上手くいきません。
これが非常に難しい。

低いレベルで『肩書』や『専門ジャンル』に拘っている・・
自分のテリトリーを守ることに必死で、
とてもじゃないけど協働できない・・・それだと話になりません。
そうなると結局は、コミュニケーション能力が高く、
その様な「在り方」になれる人を養成しなければならない事になります。

つまりそれは「高いレベルの専門職」の人に、
「レベルの高いカウンセリング技術」をマスターして頂く必要があります。
それは私にとって患者さんやクライエントさんを診るという仕事ではなく、
またさらに「次元の違う仕事」になりますね。
でも生きてる限り頑張ってやりますよ~

だから異業種の方で、私の投稿をリスペクトしてる方は、
是非講座を受けてみて下さい(笑)
どんな仕事も「人間としてのコミュニケーションがそこにある限り」
絶対に必要な内容です。

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