【囚われていなければ、許さなくても、許されなくても、何の問題もない！】

私『前回の浮気の投稿、凄い人気あったよ！』
妻『も～～、私は凄くもないし天使でもないから！』
私『うむ、いつも自分は悪魔側の人間だ！と言ってるもんね～
デビルマンのファンだし(笑)』
妻『そうよ！、大体、アナタの事も許してないから！』

私『なに～～～！みんなが「ご主人は何でも許されて幸せですね！」
って言ってくれてるのに？』
妻『許すはずないじゃない！！
世の中の、許す！許さない！って定義も甘いわね！』
私『といいますと？』

妻『誰かに迷惑を掛けられたとするでしょ！
それを許した人が良い人で、許さない人が悪い人な訳？』
私『どういう事？？』
妻『許した人が愛がある天使で
許さない人に愛が無くて、悪魔な訳？』

私『一般的には、そう理解してる人も多いね～
だから、「私は無条件に許す人間です！」と
アピールする人が集まってグループを作るのよ。
そして逆の「アイツは絶対許さない！」ってグループも出来る』
妻『天使vs悪魔みたいになるじゃない！』

私『そう！どちらかに所属すると相手が敵になりストレスになる。
身を守る為に防衛も必要になる。これが身体のコリになるんだけどね。
自分が我慢し敵を作らず、両方を自分の心に留めて葛藤を起こすと身体が病気になる。
病気になりたくないから、その気持ちを別々のものとして分離・分裂すると、
精神が統合失調傾向になる』

妻『そうでしょうよ！自分を天使にしたい人が辛くなっていくじゃないの！』
私『そう、人格が定まらなくなり、相手との境界線が分からなくなる
これをどうにかするには第三世代の認知行動・・・スキーマ療法やマインド・・』
妻『その説明は、面倒だからいいから！ようは、悪魔を否定しているからでしょ！
自分は悪魔です！そういう心のある人間です！って認めないからでしょ！』

私『ぐわっ・・・(血を吐きそうになる)』
妻『言っとくけど、その心を無いものとして蓋をしても、楽にはならないからね！』
私『はい・・・では私にもある、『許されたい心』をどう処理したら宜しいのでしょうか？』
妻『知るか！！！』
私『そんな事を言わずに迷える子羊達に女神様のお言葉を！』

妻『だから、私は悪魔側だって言ってんじゃん！(笑)』
私『では魔女様！、暖房を切り忘れたり、
言いつけの買い物をし忘れたりする日常のウッカリを、
どうしたら妻に許されるのでしょうか？』
妻『許される事は不可能である！
いや、私に許す許さないの権利がないの。』

私『なに～～～～！神は全てを許すんじゃないのか！！！
あっ！アナタ様は悪魔でした！ｗ』
妻『そう！なぜ神でもない相手に、許しをこうのかしら？
その権利のない人に、許す許さないをゆだねるのかしら？
ゆだねられた方は、求められたジャッチをするじゃない！
その未熟なジャッチを鵜呑みにしたら危ないわね！
それを信じれば支配されるしかない。
そんな世界でいたら一生救われないわ！
って言うか、アナタ、わざと演じてるでしょ(笑)』

私『バレてた？』
妻『アナタが毎日ヘマをしても家に帰ってこれるのは、
私が優しいわけではないの！私が許してる訳でもない！
私は何でも許す素晴らしい奥様なんかじゃないのよ！』
私『なんと！許されなくても帰ってこれる私はドMなのでしょうか？』

妻『違～～う！ｗ
アナタがミスして何か私に現象として物理的な迷惑をかけたとする。
その事実は永遠に消えないわ！』
私『く～～～！今までの罪が溜まりに溜まり、オレ重罪人ｗ』
妻『そう！簡単に許すかっつ〜の！迷惑をかけられ被害も被ったら、嫌なもんは嫌よ！』

私『では何故、私は妻とケンカにならないのでしょうか？』
妻『それは、アナタが許されなくても平気だからｗ
そして私は「許さない！」と考える自分で平気だからｗ』
私『なるほど！「あるがままの事実を受け入れ、
湧いてくる感情もありのままに受け入れ、それに囚われない」
まさにマインドフルネス・・・じゃなかった、悪魔様の言う通りです！』

妻『無理にキラキラ天使ぶるから、話がおかしくなるのよ！
許している振りをするくらいなら、許さない方がマシよ！』
私『そうだね！何かの「良くない気持ち」が湧いてきたとしても、
それこそが必要な体験だからね～
囚われていなければ、許さなくても、許されなくても、何の問題もない！
天使も悪魔も俯瞰する神ポジションだ！』

妻『いや、囚われてもいいわよ！、最近ウチの夫婦、
ケンカもないから全然刺激的じゃないわ！
たまには囚われて負のエネルギーを貯めに貯めて爆発してみたら？
偏った時しか体験出来ない情熱的な青い恋愛を思い出すかもよ！』

私『あの～すみません・・・
この目の前の、悪魔的に美味しい「生ハム激盛りペペロンチーノ」を
頂きたいのですが、そろそろ許して貰えないでしょうか？』
妻『よし！許す！』