真面目すぎるあまり、やり場のない苦しさや辛い思いを抱えている方はいらっしゃいませんか?
私も長いこと会社員として勤める過程でその様な方が離職したり、病んで行くさまを何度も見てきました。
私自身はそれに加えて「優等生として生きる宿命」も抱え、苦しみ、悩みました。そんな方々のために、私が救われたカウンセリングと、それを通じて実感した生き方で、今度は他の皆さんに尽くしたい。それが私の残された人生の使命だと思っています。
<学歴・肩書重視の母親に育てられた幼少期>
私は、父が普通の会社員、母が専業主婦という家庭で、三人兄弟の末っ子として育てられました。ひとつ上の兄とは5つ離れ、かなり可愛がられていたようです。ただ、母は学歴や肩書が大好きで、勉強しない、母の言うことを聞かないと、非常に怒られ、怖かったのです。一番上の姉は優等生、二番目の兄は劣等生タイプで、よく母に物凄く怒られていました。怒る母は恐怖そのものでした。この頃は、母に嫌われたくない一心で、兄を反面教師に「優等生」を目指していました。母が熱心なカトリックのクリスチャンで、私が生後間もなく、自分の意思なくクリスチャンにされ、毎週日曜日、教会に行かなくてはいけなかったことは本当に辛かった思い出です。教会に行きたくないと言った時の母の逆鱗は恐怖そのもので、それに触れるのが嫌で、心を殺して教会に通っていました。子供にとって母は絶対の存在です。
やがて、自分の意思がなくなり、母の敷いたレールの上でしか生きられず、外れることも怖いと感じるようになっていったのです。心が弱くなり、遂には高校受験直前でノイローゼになりました。
<夢・希望を失った絶望の20代>
安全なレールが大好きな私は、当時人気企業だった民営化されたばかりの堅い会社NTTに就職が内定。ただNTTで特に何がやりたいというものもなく、一方、男は仕事こそ人生のすべてだと信じていたため、自分の将来に不安を感じ始めました。
改めて、自分が何をやりたいのかを問うと、スポーツアナウンサーになりたいと思い、何と就職が決まった後、仕事をしながらアナウンス学校に通い始めたのです。新卒でなくても受け入れてくれる放送局はありましたが、当然ながら物凄く狭き門で、その道は断念せざるを得ませんでした。
そして、毎日、地域の電話局へ通い、地味に思える仕事をする日々が続き。20代後半、先輩たちが早々に帰る中、一人残って仕事に没頭するのが日常でした。仕事が人生のすべてだと信じていたのに、共感できる仲間もおらず。週末には何かしようと試みても、体はまったく動かず、ベッドから出ることすらできない日々。うつ病寸前だったのかもしれません。
<医学博士との出会い>
この現状を変えたいと、会社の同僚の薦めで自己啓発セミナーに通いました。多くのお金と時間を費やしましたが、結果として人間関係は崩れ、状況はさらに悪化。心身ともにボロボロになりました。
そんな暗闇の中で、妻(当時はまだ結婚していませんでした)の紹介で出会った医学博士とのカウンセリング。私にとっての救いでした。現実から逃げていた自分に気づかされ、その時の衝撃は大きく、人生に絶望さえ感じました。しかし、数日後、地味だと思っていた仕事を一生懸命やっている先輩たちを馬鹿にしていた自分に気づき、深く反省しました。
博士は「本当の自分は自分の中にいる。それが魂だ」と教えてくれました。そして、自分自身を見つめ、偏った考え方やこだわりを手放すことが大切だと教わりました。その言葉は私の生き方を大きく変えました。夢を抱きながらも、目の前の現実を受け入れ、コツコツと目の前のことに取り組むことが、私の新しい人生の基盤となりました。これを不思議と自然に受け入れることができたのです。
その結果、NTTから業績の良かったNTTドコモへ異動でき、広告宣伝の仕事では自分が携わった作品が世に出る喜びを感じ、環境の仕事では地球温暖化問題にも取り組み、会社の環境宣言を作る責任者としての達成感を味わうことができました。
<今度は自分が人のために尽くしたい>
しかし、もちろんすべてが順調だったわけではありません。管理職になりたての頃は、上司や部下から信頼を失い、どうすればよいのか全くわからない日々があり、妻に「もう会社を辞めたい!」と喉元まで言いかけました。
そんな時も、自分を内観してみると、20代後半と同じように、先輩を馬鹿にしたように部下を馬鹿にしていたことに気づき、深く反省しました。信頼回復は大変でしたが、コツコツ部下への支援を行い、最終的には、部下から「あなたは素晴らしいマネージャーでした」と言っていただけたのです。
今、定年を迎え、会社員としての人生に感謝しながらも、自分の経験を生かし、人に尽くす仕事をしたいという想いが強くなりました。私が救われたように、今度は私がカウンセラーとして、他の方々に貢献したいと強く思っています。
<カウンセラーを目ざして、TMD講座との出会い>
ぼんやりとカウンセラーになりたいと思った私は、Facebook広告に出ていた団体の講座を受講しました。実際にすぐ実践の場を提供していただけました。そこでカウンセラーの面白さ、仕事としての意義を実感しました。
ただ、傾聴中心の対応に壁を感じ悩みました。そこで、辿り着いたのが櫻井先生の主宰されたTMD講座でした。より実践的な内容、その技術の素晴らしさに目から鱗状態でした。真のカウンセリングを学ぶことで、改めて自分と向き合い、自分がどうしたいのか、自分の偏った考え方は何なのか、自分の苦手なことは何かを考えるようになりましたが、不思議なことに、それを考えることが嬉しく、まだ自分には可能性があり、人としても成長できている、幅が広がっていると感じています。
まだ再雇用で現役の企業管理職でもある私は、最近でも私自身の過去と重なる苦しい日々を過ごされる方々を目の当たりにしています。
・ 真面目に一生懸命働いても、なぜか上司や同僚に嫌われ、挙句に癌を発症された方。
・ 家族の問題に苦しみながら、仕事に打ち込めない方。
・ ハードワークで責任を背負いすぎて1週間失踪してしまった方。
・ 上司からのパワハラやモラハラに苦しみ、誰にも助けてもらえず、離職せざるを得なかった方。
これらの姿を目の当たりにするたびに、私の中にある「応援したい」「助けたい」という想いが一層強くなります。
レールから外れるのが怖く、真面目さのために悩んだ自分が、今までの苦労や経験を生かし、同じように壁にぶつかっている人々に寄り添い、共に前に進むお手伝いができれば、これ以上の喜びはありません。
私のカウンセリングで、あなたの心の声を取り戻し、希望の道を見つけるお手伝いをさせてください。今すぐ、一歩踏み出してみませんか?私が全力でサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
また、よりカウンセリングに興味を持たれた方、櫻井先生主宰のTMDの傾聴俯瞰講座の受講をお薦めします。
傾聴のみで聴いてもらうだけの相談や、カウンセラーが決めるけてくるカウンセリングではなく、あらゆるジャンルが含まれている総合的なカウンセリングを受けたり、学習する事でセルフカウンセリングが身に付き、人生の幅が大きく広がり、生きやすくなる自分を実感できると思います。
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