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橋本 青空 先生のメッセージ

こんにちは カウンセラーの 橋本 青空(はしもと そら)と申します。

私は幼い頃に、父の会社が倒産し一転して全てを失う経験をしました。
大変な試練でしたが不思議な体験が多く、その試練を通してエネルギーに満ちた人生を歩んできました。
 
しかしこの突然の変化により家庭の貧困や崩壊、母の苦しみを目の当たりにし心に深い傷を負う事になります。


【子供ながらの葛藤の日々】

家族の崩壊や貧困から、子供ながらに「何故自分は生まれて来たのか、何故此処に居るのか」という問いが頭を巡り自分のそんざいを疑う日々が続きました。
その辛い時期に不思議な事が起こり、存在を知らない祖母の優しい笑顔が目の前に現れたのです。

当時早くに亡くなった父方の祖母の存在すら知ら無かったのですが、その後古いアルバムを見つけ写真を見て驚き確認をした所、父の実の母親だと分かりこの経験が私に「人はどの様な気持ちで生き亡くなるのか」という深い問を抱かせました。

辛い時期でもあり脳に遊ばれていたとも認識していますが、存在すら知らない祖母が現れた出来事がキッカケでカウンセラーの道に進む事になります。


【冷酷な人たちに影響を受けた傷】


その後も両親は懸命に働き続けましたが、最後に冷酷な人々に裏切られ病に倒れてあっという間に亡くなりました。この経験は私の心に深い傷を残し人との関わりを避ける様になります。
人との距離感も掴めないまま結婚し、その後離婚も経験。

その後は母が50代の時に酷い圧迫骨折をし、二度と歩けないと医師に告げられましたが、自宅に連れて帰り東洋医学に頼り母の懸命なリハビリで歩ける様になったり又寝込んだりしましたが少しずつ前に進むことが出来ました。

しかしまだ問題は残っています。以前から姉妹に異変が見られその状態は次第に悪化し、宗教にものめり込む様になり長い間摂食障害や鬱状態にに苦しむ日々でした。

母と共にどうすれば良いのか悩み続けましたが、「妹に対して頑張らなくてならない、辛い気持ちに負けてどうする」と追い詰めてしまっていたと思います。
私の姉妹は既に亡くなりましたが、この時の経験も又私に深い傷を残しました。

既に母は認知症が進行していましたので、その悲しみは理解する事はなく、逆に救いでもあったと思います。


【家族を修復し、家族を解明したい】

その後12年間は母の介護と仕事に追われる日々を送りましたが、その中で私にはやるべき事が有りました。それは母が抱えて来た全ての辛さを少しでも軽減し、子供時代からの親子関係を修復する事です。

多くの介護者が口にする「この状態がいつまで続くのか」という思いはなく「いつか終わってしまう、時間がないと」思えたのも不思議な事です。
母の最後の時は母を抱きしめながら「一人じゃないよ、傍にいるから恐くないよ」と語り掛けると静かにうなずき息を引き取りました。

介護は日々辛いものです。やったものでしか分からない辛さが有ります。この経験を通して辛い介護をなさっている方の状況が少しでも癒される様にお手伝いが出来たらと思っています。


【障害や認知症を受け入れ整理する】

又父の異母兄弟は重度の自閉症スペクトラム・強度行動障害を抱えており祖父母の苦しみを目の当たりに見て来ました。同じ様な状況で困難に向き合っておられると思います。

家族が感情を押し殺し、時には養育的無視をする事さえ求められ、外出時には大声を発し周囲の目がきになったり、意思疎通が難しくどうしようもない感情に押し潰されそうになる事ばかり。
真っ当なコミュニケーションが取れないのは当たり前の家族環境。
「この子を置いては死ねない」という祖母の言葉が全てを物語っていると感じます。

障がいを持つ方々はこだわりが強かったり、自分の不安や困惑を上手に伝えられず、その結果問題行動を起こしてしまうかもしれません。
これは認知症の方にも似た側面が有るのではと私は思っています。

この様な状況で、ご自身の感情をどう整理していけば良いのかなど、一緒に考えて行けたらと思っています。


【TMDとの出会いで非合理な信念の解消】

人生を振り返った時、いつも頭をよぎるのは「人は信用してはならない」「どんなに辛い事があっても人は助けてくれない、私が家族を守らなくては、絶対負けてはならない」この非合理な信念に付きまとわれ、苦しむ年月でした。

しかし私がTMDの傾聴俯瞰講座に出会った事が、大きな転機となりました。
一般的なグルグル回りになりやすい傾聴と違い、カウンセリングの技術が含まれたプロ向け傾聴で、自分と向き合い心の修復を進める事でようやく欠けていた部分、自分の課題では無いものを背負い過ぎていた事に気付く事が出来たと思っています。


【家族全体の問題、障害や認知症の問題を俯瞰する】

私にとって「自分の課題ではない、背負い過ぎていたものを降ろす」という事は、自分の視点に拘っていたら出来なかった事だと思います。
「自分と問題となる相手」という二者関係だけでなく、家族全体や、行政、警察、病院などの力を借り、俯瞰して考えていかないと「自分が背負う事で、何とか家族を回していく」という状態になります。

カウンセリングで言う所の「偽解決」という状態です。
自分が頑張り背負う事で「根本解決を先送りし」解決したかのように見えて、自分が耐えているだけ・・私が倒れたら家族も共倒れ・・
それでは家族も問題に気付かず、頑張ってる人が倒れるのを待っているようなものです。


【変わるものと変わらないものを整理する】

どうにもならない問題を背負い過ぎている方。
カウンセリングでは「変わるものと変わらないもの」「自分の課題と相手の課題」を整理しながらお話をお聴きします。

大きな俯瞰的な視点で、総合的に問題を感じる事で選択肢が広がり、今まで見えなかった新たな道が見つかるかもしれません。
1つや2つの選択肢に縛られず貴方にとって最良の道を見つけるお手伝いが出来たらと思っています。

どうして良いのか分からない、困難な道を歩んで見える方どの様なご相談でも真摯にお聞き致します。
次の一歩を踏み出す為のサポートをさせて下さい。



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