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川崎 ゆみ 先生のメッセージ

はじめまして。
TMD認定講師の 川崎ゆみ です

今だからこそ言えることですが、一般的な傾聴の学習では、現状をただ表面的にうまくやり過ごすだけで本当の解決には至りませんでした。
それがTMDの「プロ向け傾聴」との出会いから、変わりだしたのです。

心を閉ざしていた私が「人の心は変わる」という確かな実感を得るまで、どのような道のりを歩んできたのか?
少しの間、お付き合いいただけると嬉しいです。

心を失ったまま生きるしかなかった人生】

私が生まれた家庭は両親共にアダルトチルドレンでした。
父は毎日、お酒を飲んでは母や母の親族の悪口を大声で罵倒し、
母はそんな父に黙って従うしかなく、両親の間で幼い私は恐怖ばかり感じ、
母からは冷たくあしらわれ、孤独で不安で仕方がなく、この世界は恐ろしさで
満ちていました。

自分を表現すると生きていけない・・・
私は愛されない、存在すら許されない、そんな気持ちを抱えて生きていました。

幸せな人と、そうでない人。どうしてこんな違いが生まれるのか?
世の中のニュースになるような事件を起こしてしまう人は、
どうしてそうなったのだろう。

どうすれば幸せになれるのか?
人のこころとは?

そんな疑問が子供の頃からずっとあった為、周囲の人の言動、心を観察していくようになりました。

後に大人になってから、自分も「アダルトチルドレン」という言葉にあてはまると知りました。しかし、そこからどうすれば楽になれるのかは分かりませんでした。

自分を知り、涙を取り戻す】

私は長い時間をかけて、心の奥に置き去りにしてきた悲しみや苦しみと向き合うことになります。過去の出来事を思い出しては涙し、自分に謝る日々。
それは過去を悔やむのではなく、自分への深い理解の時間でした。

やがて心の奥の重い鉛のようなものが外れる瞬間が訪れました。
「この苦しみは死ぬまで続く」と覚悟していた私に、まるで奇跡のように訪れた解放でした。
解放といってもそれで全てが解決したわけではありません。
ですが、両親へのわだかまりも少しずつ薄れ、生きやすくなっていきました。

傾聴活動を始める】

心の変化とともに、私は「聴くこと」の大切さを強く感じるようになりました。
そして傾聴ボランティア団体に所属し、苦しみを抱えている方の傾聴活動を始めました。

家庭問題を抱えて逃げ場のない小中学生から大人まで。聴けば、その親もさらにその親も心に苦悩を抱え、代々続く負の連鎖。
アダルトチルドレンが改善しないまま、結婚や人間関係で自分や相手の人生で何が起きているのか分からないまま、自分や相手を責めて傷つけ合ったりしている・・・。
自分の体験も重なって思いおこされました。

その団体の傾聴ボランティアは初めに基本的な傾聴の学習プログラムが組まれていましたが、それだけで人の複雑な重い悩みを軽くできるわけではありません。

現実的に、傾聴者が一人一人に多くの時間を持てない、
悩んでいるご本人が自ら人生を変えるための学びの機会を持たず、今の現状をただ、表面的にうまくやり過ごす方法を相談するのが精一杯です。

心理学の学びから悩みや問題を解決するには、時間をかけて自分事へ落とし込み、深く理解した後に起こる、心理的成長なくしては起こりません。
やり過ごすだけでは、似た悩みが何度も何度も人生で繰り返されていきます。

それは今起きている悩みや問題であっても、それ以前より心の中に”内在”している課題に気が付くことが必要で、自己に向き合い自分の力でクリアするまで何度でもやってくると私は理解しています。

TMDでの学びから私の人生に何が起こっていたかを理解していった】

数十分の傾聴の時間は根本解決にはならず、モヤモヤを抱えていました。
そして話の展開が出来ず、ぐるぐる回ってしまう・・・
そこで私は深い学びが出来そうだと感じたTMDで傾聴から学び始めました。

まずは傾聴者の基本の「在り方」からTMDは違いました。
「在り方」は、私が長年自分に対して大切にしようと努力してきた内容ではあったものの、まだまだ出来ていないと分かりました。
実のところ、心に大きなトラウマがまだ残っていた為に、私の「在り方」が未熟なままになっていました。

知識だけでなく、心に残るトラウマや信念が、自分の姿勢そのものを左右するのです。だからこそ学びを深め、自分の心と向き合い続けることが必要でした。
それを助けてくれたのが、傾聴の次に学んだ、TMDのプロフェッショナル講座とエキスパート講座でした。

傾聴だけでなく、人の心理についても大きな興味があり、さらに専門的なことも学ぶと傾聴にも役立つだろうと学びを進めました。

良質な実際の症例を体験するたびに感情が動き、自分の人生に当てはめて考える事で腑に落ちたり、一緒に学ぶ仲間から新たな視点を頂く事も多い。

徐々に私の幾重にも自分を閉じ込めて、守っていた防壁のようなものが取り払われ、歪んでいた心があるべき姿へと変化していくのを感じました。

まさに私が求めていた「在り方」が整えられていったのです。
やがて、過去の父から受けたPTSDに近い恐怖体験を解放していき、父の致し方なかった背景などを理解し、今では亡くなった父を受容することができています。

過去に内観はしていたものの、自分の力だけではここまで到達できなかったと思います。

自分らしいペースで歩める安心の学び場

TMDは、それぞれが自分の今いる場所から、自分のペースで歩むことができる、とても理解のある場所です。
傾聴から学ぶ入門者から、国家資格を持つ心理職の方まで、それぞれの課題に向き合い、お互いを尊重して成長して行きます。

まずは精度の高い「プロ仕様の傾聴」から体験してみて下さい。
そしてご興味があれば、もっと深い心理学の各ジャンルを総合的に学べるカリキュラムがあります。

それはカウンセラーになるだけに限らず、ご自身の成長のためでも良いですし、生活や仕事に取り入れるためでも良いのです。
人生の大整理したり、新たな試みから今までにない自分を発見したり、自己一致した人生を創っていくためでもいい。

傾聴から始まりカウンセリングのプロセスを歩むと、多くの活動に生かしていける能力となります。
きっとあなたの人生にも大きな助けとなってくれるはずです。

これから出会うあなたへ

私は、傾聴を通じて「人の心は変わる」という確かな実感を得ました。
かつて心を閉ざしていた私が、今こうして自分の人生を語れることがその証です。

もし、あなたが人間関係に疲れていたり、自分の心をどう扱えばいいか分からなくなっているなら 、傾聴の学びは、きっとあなたの力になってくれます。

TMDの傾聴講座は、全くの初心者にも分かりやすくプログラムされています。
「でも難しそう…」「私にできるだろうか…」と不安に思う方も大丈夫です。
あなたのペースに合わせた学び方を一緒に考え、安心して続けられるよう全力でサポートいたします。

心を閉ざしていたあの頃の私に届いたように、あなたの心にも「聴いてくれる人がいる」という安心感が届きますように。
その学びの場で、あなたとお会いできることを心から楽しみにしています。



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