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藤本 華衣 先生のメッセージ

初めまして

感情整理カウンセラー
藤本華衣(ふじもと はなえ)と申します。

どんなに強く見える人でも、時には心の中に言葉にできない感情や思いを抱えることがあります。

それは誰にでも起こることです。そして、そんな思いを抱えながらも一歩一歩進んでいるあなたは、決して弱いわけではありません。むしろ、その葛藤と向き合いながら日々を生きていること自体が、あなたの本当の強さを示しています。

無理に強がる必要はありません。弱さを認めることもまた、一つの強さです。
もし、今抱えている思いを少しでも軽くしたいと感じたら、どうぞカウンセリングにお越しください。

話すことで、心の中が整理され、重たかった気持ちが少しずつ楽になるかもしれません。
あなたのペースで、一緒にその気持ちを解きほぐし、心が楽になる道を見つけていきましょう。

【カウンセラーになろうと決めた二つの出来事】

 ―親友の自死―

ある年、毎年届いていた中学時代の親友からの年賀状が届きませんでした。

彼女のご家族のお話では、事故でも病気でもなく、彼女は自ら命を絶ったとのこと。
それ以来、私は彼女の話を聴けなかった「罪悪感」と「後悔」の暗く長いトンネルに入り込みました。

「ごめんね、気づけなくて」「ごめんね、話を聴いてあげられなくて」と、胸が締め付けられる思いでした。

私はその感情に蓋をして感じないようにしていました。そうしなければ、罪悪感で心が折れてしまいそうだったのです。

彼女を助けられなかった罪悪感は、私の心に重く残りましたが、これを機に傾聴を学び始めました。

―母の介護と看取り、そして喪失感―

母の肝臓にがんが見つかり手術をしました。

手術後、後遺症として下肢麻痺が残りました。

「これからどうなるんだろう」という不安と恐怖の日々が続きました。

何より辛かったのは、その現実を母に正直に告げられなかったこと。

母はリハビリをすれば回復し、退院できると信じていました。その姿を見るたびに胸が締め付けられるような思いでした。

病院では治療が淡々と進み、一定期間が過ぎると転院を勧められましたが、医療関係者の冷たい対応に心が折れることもありました。
背を向けられ、孤独を感じた私たち家族は、まるで広い原っぱに放り出されたかのようでした。

誰も手を差し伸べてくれないその感覚が、ますます私たちを追い詰めていました。

【感情を手放すことで、前に進む力が湧いてくる】

 同じ悩みを抱えている方から「どうやってそれを乗り越えたの?」と聞かれることがあります。

乗り越え方は人それぞれなので、私の方法がその方に合うかはわかりませんが、もし答えるとすれば、「つらい感情に蓋をするのをやめたこと」だと思います。

私は泣きました。ただ一人になれる場所で、声をあげて思い切り泣いたのです。

溜まっていた感情をすべて吐き出すように泣いた後、不思議と心が軽くなり、滞っていた感情が洗い流されたように感じました。

 その過程を何度も繰り返しているうちに、少しずつ心が安定し、精神的にも落ち着きを取り戻すようになりました。

すると、これまで避けていた問題にも向き合える余裕が生まれ、瞑想や内観を通じて今の自分や感情と向き合うことで、心と頭の整理が進みました。結果、少しずつ前向きな気持ちを取り戻すことができたのです。

【落ち込んだ自分を受け入れる大切さ】

落ち込んだ時は、無理に明るく振る舞う必要はありません。むしろ、落ち込み切ること自体が大切です。

落ち込み切ることで、自分の感情に寄り添い、しっかりと感じることができます。
その過程で、自分が何を本当に感じているのか、何が原因なのかが見えてくることもあります。

私たちは日々、ポジティブであることや強さを求められがちですが、ネガティブな感情を抱くことも、自然な人間の反応です。だからこそ、落ち込んでいる自分を否定せず、その感情に素直になることが重要です。

時には、泣きたい時に泣くことも必要です。

竹は強風にしなりながらも折れることはなく、風がやむとしなやかに元の形に戻ります。

同じように、私たちも感情の嵐の中で無理に踏ん張るのではなく、しなやかに感情に身を任せることで、自然に回復のタイミングが訪れるのです。

落ち込むことを恐れず、その瞬間に深く向き合うことで、心の回復力が高まります。そして、次に同じような状況に直面した時も、しなやかに対応できる強さを身につけているでしょう。

【自分と向き合うことで始まる変化】

 辛いことや悲しいことは数えきれず、自己嫌悪に陥ることもたくさんありました。

人と自分を比較し、自信を失う日々が続いていました。

 しかし、TMDの講座を通じて何度も内観を重ね、避けたいと思っていた過去や辛い感情と向き合う必要があることに気づかされました。

「変わりたい」「変えたい」と強く願うならば、痛みを伴う自分との対峙は避けては通れないと実感しました。

問題から目をそらすのは簡単ですが、それでは何も変わりません。前に進むためには、過去や押し込めた感情に真正面から向き合うことが必要だと学んだのです。

そして、ひとりでは難しくても、寄り添ってくれる仲間の存在があれば、どんな困難も乗り越えられることを体験しました。

 この気づきと経験を、カウンセリングで伝えていきたいと強く思っています。

【ひとりで抱え込まなくていい。私はあなたの相棒です】

 もし、心の中に誰かと共有したい思いや、ただ聴いて欲しい言葉があるなら、それを閉じ込めずにどうか私に伝えてください。

心に浮かぶものを無理に整理しなくても大丈夫です。混乱したままでも、途切れ途切れでも、あなたの声をそのまま聞かせてください。

どんな小さなことでも構いません。それが不安や悲しみ、怒り、または言葉にできない感情だったとしても、私はそのすべてを大切に受け止めたいと思っています。

 
「誰も助けてくれない」「私はひとりぼっちだ」「誰かに相談したところで解決なんてしない」「放っておけば時間が解決してくれる」――かつての私もそう感じ、長い間、悩みを一人で抱え込んでいました。

その結果、問題の解決に多くの時間を費やしてしまったのです。

同じ過ちをあなたには繰り返してほしくありません。

早めに人と繋がり、助けを求めることで、問題の解決はぐっと近づきます。

人と繋がることで、ほんの少しでもその孤独感は和らぎます。

そして、その「一緒にいる」という安心感が、あなたを孤立の闇から少しずつ解放してくれるのです。

 私ができることは、あなたに寄り添い、あなたの話を聞き、一緒に解決策を探ることです。

あなたが全てを話し終わるまで、私は決して急がせたり、無理に背中を押すことはしません。評価や判断をすることもありません。

ただ、あなたが感じていることに耳を傾け、共に考え、支えたいのです。

 今、この瞬間から、私はあなたの「相棒」です。心の重荷を分かち合うことで、少しでも心の負担が軽くなるかもしれません。

どうか安心して、ありのままの気持ちを私に教えてください。

すべてを一度に解決することは難しいかもしれませんが、一緒にできることを考えていきましょう。


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